文章に「想い」なんていらない(より伝わる文章を書くために)

文章プロデューサー大竹ひろこです。

文章を変えれば人生も変わる。だから、あなたにもお伝えしたい。

人は、

嬉しい時は笑うし、悲しい時は涙を流します。  

怒った時には、握った拳がぶるぶる震えたり、わなわなと体全体が震えることもある。  

楽しい時には、思わず飛び上がったり、目の前の人とハイタッチをしたり、スキップをし始める人もいる。  

こんな風に人というものは、「思う」と同時に「行動」をするのです。  

・本当に頭にきた! 
・私は思わず、拳をさらに強く握った。  

前者は「思い」であり「感情」で、後者は「行動」ですね。  

さて、どちらにより「怒り」を感じますか?  

口で話す時は、前者の方が強調されやすいと思います。  

しかし文章にする時は、「行動」を書く方がリアリティを感じやすいのです。  

多くの人が「想い」をつづりますね。  

それはそれでいいのですが、より伝わるように書きたいのなら、「想い」よりも「行動」を書くことをオススメします。  

簡単にいえば、「実況中継をする」要領。

「目で見たままを描写する」ということ。  

思い出してください。

そう「思った」時、あなたの体にどんな動きがありましたか?  

その時あなたの体には、確実に何かしらの動きがあったはず。  

いつどこでだれがなにをなぜどのように。

5W1Hです。  

思い出してください。

そう「感じた」時のあなたの動きを。

五感を総動員させ、その時のことを映像で思い返してみましょう。

そして、頭の浮かんだ映像を心の目で見て、5W1Hで文章を書きましょう。  

想いをダラダラ書くよりも、その時の状況を、事実をつらつら書く。  

その方がよっぽど読み手の心を動かし、あなたという人間を印象づけるのです。