(引き算)+(足し算)=「伝わる文章」

文章プロデューサー大竹ひろこです。文章ひとつで人生変わるよ!

さて、この度わたくし、

「伝わる文章」を生み出すための方程式を発見いたしました。

(引き算)+(足し算)=「伝わる文章」

どういうことか、説明いたします。

※最後にまとめがありますので、まずは何も考えずに読み進めてみてください。

まず、書くことを決めて、バーっと文章を書きます。

その時「これについて書く」と決めた事以外は、特に気にする必要はありません。

ブログ記事ならば、1記事10分以内で書き終えたいですね。

タイマーをセットしましょう。

はい、1記事書き終えました。

ここからがスタートです。

書き終えた文章を、

「誰か別の人が書いた文章」だと思いこんで、読み返します。

できれば印刷して、紙に書かれた文章を読み返すのがベストです。

さらに言えば、

自分が大好きな作家だとかライターだとか、そういう人が書いた文章だと思いこんで読み返すとよいです。

そうするとですね、「ん?」となるのですよ。

「あの人、こんな書き方する?」ってね。

おそらく、余分な表現が目につくと思います。

その目につく「余分な表現」を、バッサリ削除してください。

これが(引き算)です。

次にやること。

それが(足し算)です。

余分な表現を削除したのはいい。

削除した分、今度は足りなくなるんですよね。

その内容を読み手に伝えるために、足りない表現を書き足します。

この時、

引き算した分を埋めるのではなく、あくまで読み手に伝わるようにするために、足りない表現を書き足すのです。

そうして書き上げた文章を、再度、読み返します。

この時の読み返しは、自分の文章として読み返してよいです。

その時、誤字脱字をチェックしてください。

もしも誤字脱字があれば直します。

これで完成です。

さて、いかがでしょうか?

最初にバーっと書いた文章とは、まるで別物になったのではないでしょうか。

(引き算)+(足し算)=「伝わる文章」

伝わる文章を書くための方程式。

これを実践するための方法、それは……

  1. 「これについて書く」事を決める
  2. 何も気にせずバーっと書く(タイマーセット10分)
  3. 「誰か別の人が書いた文章」だと思いこんで読み返す
  4. 目につく「余分な表現」を削除する
  5. 足りない表現を書き足す
  6. 自分の文章として読み返す
  7. 誤字脱字を修正する

「え?こんなにたくさんやることがあるの?」

そう思ったあなた!

ぜひ比べてみてください。

あなたがいつもしているやり方とこのやり方では、一体どちらが時短になり、一体どちらが読みやすい文章になるか?

多くの人は「書く」という行為の中に、上記7つの工程すべてを含んでしまっています。

そんなの一気に無理じゃないですか。

だから、工程を分けます。

順序よく進めるのです。

慣れるとこれらを自動的にできるようになりますので、いちいち工程を確認しなくてもよくなりますよ。

急がば回れ。

「書く」という行為には実は、たくさんの工程が含まれているのですから。

文章を書くこと。

それは「思考」と「作業」に分けられます。

ぜひ、下記工程を意識して、文章を書いてみてください。


■伝わる文章を生み出す方程式

(引き算)+(足し算)=「伝わる文章」

  1. 書く内容を決める
  2. 何も気にせずバーっと書く(10分以内)
  3. 「誰か別の人が書いた文章」だと思いこんで読み返す
  4. 目につく「余分な表現」を削除する
  5. 足りない表現を書き足す
  6. 自分の文章として読み返す
  7. 誤字脱字を修正する