人は「否定文」だけでは納得しない。

文章プロデューサー大竹ひろこです。文章ひとつで人生上向き!

お客さんとのセッションで、

「否定文を肯定文に変える」

ということを行いました。

今日は上記についてお伝えしますね。

例えば、

「頻繁には会えません」という言葉。

これを肯定文に変えると、

例えば「たまになら会えます」という風に言い換えられますね。

これはひとつの回答ではありますが、他にも様々な表現ができます。

「節目には会えます」などと言えるかもしれない。

「否定文を肯定文に変える」時のポイントは、「先に、動詞を真逆の意味に変える」ことです。

会えません → 会えます

頻繁には会えません → 節目には会えます

まず動詞を肯定形に変えて、それから頭につける言葉を考えます。

「その日は予約が取れません」

取れません → 取れます(まず肯定形に変える)

その日は予約が取れません 

  → この日なら予約が取れます

「そんなこと私にはできません」

できません → できます(まず肯定形に変える)

そんなこと私にはできません 

  → これなら私にもできます

動詞が変わってしまうと、直前に来る言葉を変えなければ文自体がおかしくなるのです。

その日は予約が取れません

その日は予約が取れます ←嘘になっちゃう

そんなこと私にはできません

そんなこと私にもできます ←日本語としておかしい

なので、辻褄を合わせなければならない。

その日は予約が取れません → この日なら予約が取れます

そんなこと私にはできません → これなら私にもできます

ということです。

なぜこんなことをわざわざするのか?

それには訳があります。

例えば上記の例でいくと、

頻繁には会えない 

その日は予約が取れません

そんなこと私にはできません

これを読んでどう思いますか?

もしあなたがこう言われたらどう思いますか?

「どうして?」

となりませんか?

私ならこんな顔になりそう。

人は「否定文」で言われても、納得できないのです。

理由が知りたくなる。

否定するということは、

「何か理由があってそうするはず」

そう感じるのですよね。

だから「否定文」で伝える時には、理由が必要になってくる。

一方、

これが「肯定文」に変わると、

節目には会えます 

この日なら予約が取れます 

これなら私にもできます

「そうですか!」と納得できますよね。

だから次の話題に移ることもできるのです。

自分が何かを話した時、相手が納得してくれないことってありませんか?

そんな時のあなたはもしかしたら、理由も言わずに否定文で話しているかもしれませんよ。

否定文を肯定文に変える。

慣れると簡単にできますので、

ぜひやってみてください。

なんだって、

「できない」より「できる」方が楽しいですから!