「要約する」という作業についての考察

文章プロデューサー大竹ひろこです。文章ひとつで人生上向き!

私は数年前まで、ライターをしていました。

あの頃の私にとって、「ライティング」という作業は毎日あたりまえにあることで、とにかく書いて書いて書きまくる日々でした。

経営者の話を聞き、それを文章に書き起こすという作業をしている時のこと。

私はあることに思い至りました。

「要約する」という作業は、一瞬で終わる作業だなと。

誰かが30分程話した内容を、1000文字程度の文章にまとめる。

これは要約ですよね。

これをする時私はまず、書き起こした文章を印刷し、紙で読みます。

読み終えたその直後、「これでいこう」と決まります。

「これでいこう」というのは、「この一点を主張する話にしよう」という意味です。

要するに「要約」です。

「さて、どの部分を中心に書こうかな」

そんなことは一瞬も頭をよぎらず、文章を読み終えた直後にそれが決まっているのです。

あら〜。私って、要約の時点では何も考えていないのね。

「これでいこう」が決まった後に初めて、

「さて、どういう風に書こうかな」と考え始めます。

「書くこと」は一瞬で決まって、

「書き方・伝え方」は後でゆっくり考えるのです。

このやり方が一般的なのかどうかはわかりませんが、自分はこういうやり方で今まできているようです。

不思議なことに、

このやり方で書いた文章に、依頼主からの直しはほとんど入りません。

直感、無意識、というものを使っているからなのでしょうか。

このことで私は、

「考えないこと」の大切さを改めて感じました。

「あ、これ」という直感、無意識。

それを信じればうまくいくのだということ。

変にグダグダ頭で考えるから、うまくいかないのだということ。

これはライターの話かもしれませんが、ライターが生業ではなくても、ブログなどのSNSで使えることだと私は考えます。

パッと浮かんだことを書くと決める。

そこは直感で、考えずに。

次に「どう伝えるか」を考える。

そして、書く。

このやり方でいけば、

おそらくあなたの主張は通りやすくなることでしょう。

「これについて書こう」

何か思い浮かんだら、そこからは考えることはやめる。

「いいから書いてみよう」と書き始める。

書き始めると、「これじゃないな」と感じるかもしれません。

それでも一通りは書いてみる。

これをすると、文章を書くスピードが上がります。

そして、書くことがいやではなくなってきます。

だって、書けるから。

あれこれ考えず、まずはピンときたことを書く。

ダラダラダラダラ書いてみる。

一通り書いたら、読み返す。

そこで初めて気付くのです。

「なんか長いな」「要はこれだな」

そうして文章の腕は、どんどん上がっていく。

そして、あなたが欲しい未来が、どんどん手に入るようになる。

だって、自分の主張が通りやすくなるから。

要約という作業は、一からする作業ではありません。

まずは土台となる「ダラダラ長い文章」が必要。

要約は、その後!

「こんなダラダラ書いてていいのかな」

そんな風に悩んで書けなくなっているそこのあなた!

その「ダラダラ長い文章」が、今後を決める土台!

だから、Let’s write!! ダラダラ文章!

まずはダラダラ書こう!

話はそれから!

グダグダ考える暇があるなら、

ダラダラ文章を書こう!