人は、否定文で話されてもピンとこない。

「不可能はない」というタイトルでコラムを書こうとした人がいました。

しかしその人は結局、そのコラムを書けませんでした。

「ダメじゃない」というタイトルで書こうとした人がいました。

その人もそのタイトルでは記事が書けなかった。

急に手が止まってしまった。

それは一体、なぜか?

不可能 は  ない

ダメ  じゃ ない

マイナス要素を打ち消す形になっていますね。

結果的に良い方の意味合いになってはいるものの……。

なんか、ピンとこなくないですか?

お二人があまりに書けないので、言葉を変えるよう伝えました。

「ダメじゃないということは?」

「それでいいじゃん!」

この言葉に変えた途端、彼女の手は動き出し、なんとコラムをたった3分で書き上げてしまったのです。

ということで。

否定文で話されると人は「むむ?」となりやすい。

「ということは?」と一度考えてしまうんですよね。

自分の思いを人にストレートに伝えたい。

そんな時に否定文を使うとどうなるか? 

もうおわかりですね。

否定文で言われても、人はすぐに理解ができません。

すぐわかってほしいなら。

わざわざ否定文にする必要はありません。

肯定文で伝えましょう。