映画『モデル 欲望のランウェイ』に出てきたセリフをご紹介します。
「私も田舎で育ったから、よく周りの子にからかわれてたの」
「手足が長くて胸が小さくて変わってたからよ」
「みんながつけた あだ名は…」
「羽がついてるクモみたいな虫だった」
「ガガンボ?」
「それよ」
「パリへ行ってモデルになると言ったら、みんな冗談だと思って信じてくれなかった」
このやり取りで最も気になったのは、
「手足が長くて胸が小さくて変わってたからよ」というセリフ。
言われてみればたしかに、世界的に活躍するモデルはみんなこうかもしれない。
だけど多くの女性の認識は、「モデルは美しい」ですよね?
なのにモデル本人の経験は、そうではないのですよ。
おもしろいと思いませんか?
あなたの周りに、「パリコレのモデルって、手足が長くて胸が小さくて変わってるよね」と言う人はいましたか?
私は聞いたことがありません。
その業界ではそう言われても、その世界を知らない人からすると「変わってる」になるという話。
自分で自分の容姿にコンプレックスを持っていたとしても、「その業界」以外の人からすると変でもなんでもないかもしれない。
容姿というものは、自分よりも他人に見られるもの。
なのに他人より自分がそれを気にするなんて、そもそもナンセンスな話です。
私の話をしますと、私は高校2年生くらいから太りだして、今も結構な体重があります。
洋服のサイズは、11号とか40とか42とか。
それを気にしていた時もありましたが、他人と温泉に行くようになってからなくなりました。
なぜかって?
女風呂にいる女性たちの中で、太っている人と太っていない人とでは、太っている人の方が断然多く感じたからです。
しかもみんな結構……
こういっちゃなんですが、体型くずれまくりですよw
「なーんだ。私も結構あれだけど、周りも結構あれなのね!」
他人と比較して、自分を認めた、という事例です。
私の目的は、太っているとかいないとかではなく、「この人に仕事をお願いしたい」そう思われるにはどうしたらいいか? なのです。
太っていようがいまいが、着ている服や所作などで、それは大きく変わってくると思うのです。
だから私はそっちを気にするようになりました。
そっちとは、「この人に仕事をお願いしたい」そう思われるかどうか?です。
奇抜な色を着ていても、背筋を伸ばして歩いたり、セーターに毛玉がないようにしたり、人に会ったら笑顔でいたり、楽しそうに話したり。
問題はそっちなんですよ、私の場合。
ということで。
容姿にコンプレックスがあるというそこのあなた!
あなたは他人にどう見られたいですか?
やせている人に見られたいなら、やせる必要があります。
だけど目的がそこじゃないのなら、コンプレックスのポイントがそもそもずれているかもしれませんよ!
ちなみに、
若い時にこれに似てると言われたら、いやかもしれないですね!
ちなみに私はまゆ毛が薄いので、高校時代に「ヤクザ」と言われたことがありますけどね!