「絶対」「必ず」を使う理由

まずはこちらをご覧ください。

Aさん

絶対優勝するぞーー!!!

「おお!この人やる気満々だな!」

そんな風に思いましたか?


ではこちらはどうでしょう。

Bさん

優勝します。

勢いや熱意はさほど感じない。
書いている内容の割に静かで落ち着いている………

そんな風に感じませんか?


同じ内容でも、書き方によって読み手が受ける印象は大いに変わります。

それだけではありません。

もうひとつ変わること。
それは、書き手の決意です。

前者の書き方だと、優勝が遠いというか「まだこの人優勝したことないんだな」と感じます。

しかし後者の書き方だと「前にも優勝したのかな?」と思えるくらい、なんだか当たり前のように感じます。

そう。
その「当たり前」が大事。

何か成し遂げたいことがある時は、言葉を変えてみるとよいです。

×「絶対やります!」
○「やります」

注意文なども同じです。

×「必ず扉を閉めて下さい!」
○「扉は閉める」

「絶対」や「必ず」という言葉を使う理由。それは、「できないことが前提」だから。
そうではなく「できることを前提」にする。

静かで落ち着いていて勢いも何も感じないけれど、結局何かを成し遂げている。そういう人、カッコイイと思いませんか?

「私も絶対そんな人になる!」

じゃなくて、

「私はそういう人になる」

表には出にくい、内に秘められた熱い情熱。

確信に満ちた、その人の決意が言葉に表れるのです。