「何かに秀でている」ということは……

文章プロデューサー大竹ひろこです。

文章ひとつで人生上向き!

私は、「うまく書けない」と悩む人が「楽しく楽に書ける」よう導く人です。

私は上記の部分に秀でています。

そしてある日、気づいたのです。

何かに秀でているということは、その他のことには秀でていないのだということに。

小学生の時。クラスに一人はいたじゃないですか。

成績も良くて、スポーツもできる、かっこいい男子やかわいい女子。

あの時は「生まれながらにずるい」などと羨んだとしても、今思えばどうってことないことだと気づく。

だって彼らは、

料理は上手だったか?

パントマイムができたか?

花札が強かったか?

プログラミングができたか?

その部分はそんなに秀でていなかったかもしれないのです。

だけどそれは、全然おかしなことではない。

むしろ当たり前。

なのに私たちは、成績が良くて運動神経が良くて見た目がいい。ただそれだけで「あいつすげー」な心境になっていたのだ。

大人になってみると、それはそれですごいとしても、そんなことよりもっとすごいことがあると知るし、一芸に秀でている方が有利だと気づく。

だから私は良かった。

一芸に秀でていて。

冒頭のこと以外私は、何にも秀でていない。

欠点だらけのウンコ野郎である。

だけどそんな私でも、人のお役に立つことができるのだ。

それは「一芸に秀でている」おかげである。

ああ、良かった。

他に何も得意じゃなくて。

得意なことなんて、いくつもなくたっていいんだ。

たった1つでいいんだ。